最新設備と職人技が生み出す品質

丸堀製茶では、創業以来大切にしてきた伝統的な製茶技術と、最新設備による効率性を融合させることで、より高品質なお茶づくりを実現しています。

荒茶から仕上げ茶になるまでの工程には、多くの細かな調整が必要です。機械化により安定した品質と生産力を確保しつつ、最終的な味や香りを決定づける部分では、熟練の職人が五感を駆使して丁寧に仕上げます。

設備は常に最新機種を導入し、異物除去機や金属探知機など安全管理装置も完備。さらに温湿度管理や作業環境の改善にも取り組み、年間を通して安定した製造体制を維持しています。

こうした環境の中で、職人の感性と技術が最大限に発揮されます。
伝統の技と現代のテクノロジー、その両輪が丸堀製茶の揺るぎない品質の土台です。

充実した生産ライン

当社には、一番茶や二番茶を中心に仕上げる「Aライン」と、二番茶や秋番茶を仕上げる「Bライン」の2系統の生産ラインがあります。

それぞれ最大日産3,600kg、年間で約750トンものお茶を加工できる能力を持ち、大量生産でも品質を落とさない体制を確立しています。

ラインには常に最新機器を導入し、効率性と精度を両立。 荒茶の状態や用途に応じて柔軟に切り替えが可能です。

さらに、異物除去や金属探知などの品質管理設備も充実させ、安全性を徹底。加えて作業環境の衛生管理や定期的な機器メンテナンスにも力を入れ、年間を通じて安定した製造品質を維持しています。

こうした充実した生産ラインにより、安定した供給と幅広いニーズへの対応が可能となっています。
さらに多様な商品づくりや急な大量注文にも、柔軟かつ迅速に対応できます。

保管設備(冷蔵倉庫)の充実

お茶は何よりも“鮮度”が命であり、その価値を守り抜くことも私たちの最も重要な使命の一つだと考えています。

当社では、マイナス5℃から0℃まで温度管理が可能な移動ラック式超低温冷蔵倉庫に加え、計3棟の専用冷蔵倉庫を備え、最大760トンもの原料を安定的に保管できる体制を整えています。

徹底した低温管理により、お茶本来の香りや風味、色合いを長期間損なうことなく保持することができ、季節を問わず品質の揺らぎがないお茶をお客様へお届けすることが可能です。

こうした設備と管理体制が、私たちが自信を持って「一年中、変わらぬ美味しさ」を提供できる理由です。

丁寧な精選加工

お茶の品質を大きく左右する工程のひとつが「精選加工」です。これは、茶葉から茎や粉などの不要物を取り除き、形の整った美しい茶葉に仕上げる作業。

丸堀製茶では、複数段階で選別を繰り返し、静電気や風力、色彩選別機などさまざまな技術を駆使して異物を徹底的に除去します。

手間と設備投資を惜しまないこの作業によって、雑味がなく、見た目にも美しい煎茶が完成します。精選加工の精度は、味のクリアさや香りの純度にも直結するため、丸堀製茶では最重要工程の一つと位置付けています。

こうして仕上げられた茶葉は、口に含んだ瞬間にその違いがわかる品質を備え、飲み終えた後も澄んだ余韻と心地よい香りが長く続き、飲む人の五感を豊かに満たします。

熟練した「茶師」による火入れ加工

火入れ加工は、お茶の香りや味を最終的に決定づける極めて重要な工程であり、わずかな火加減の差が、一杯のお茶の印象や飲後の余韻、さらにはその茶葉の価値までも左右します。

丸堀製茶では、熟練の茶師がその日の湿度や気温、荒茶の状態に応じて温度や時間を微調整し、最適な火加減を見極めます。火入れが強すぎれば香りが飛び、弱すぎれば青臭さが残るため、その調整は極めて繊細です。

お客様の求める味わいに合わせた火入れを行うことで、お茶本来の旨味と香りを最大限に引き出します。これは機械任せにはできない、人の感性と熟練の経験が不可欠な作業です。

長年の経験と研ぎ澄まされた感覚が生み出す火入れこそ、丸堀製茶の味を支える最後のひと手間であり、品質を決定づける極めて重要な鍵となっています。

茶師の技量を高める日々の研鑽

茶師の技量は、どれだけ多くの荒茶を見てきたか、どれだけの種類や産地のブレンドを経験してきたか、さらにどれだけの火入れや加工を行ってきたかによって培われます。その長年の積み重ねこそが、香りや味を的確に見極める力の源です。

丸堀製茶では、日々の業務そのものを技術研鑽の場と捉え、若手からベテランまで全社員が互いに学び合いながら技術向上に励んでいます。 作業中の情報共有や意見交換も活発で、香りの変化や火入れの加減など、数値では表せない職人の感覚や勘所を次世代へと伝えています。

また、社内外の品評会や研修会にも積極的に参加し、他の茶師の技や市場の最新動向に触れることで視野と技術を広げています。

こうして磨き上げられた技量が、安定した品質の維持と、時代や嗜好に合わせた新しい味わいの創造を両立させ、丸堀製茶のブランド力を着実に高めています。

働きやすい環境づくり

高品質なお茶づくりを長く続けていくためには、優れた技術や設備だけでなく、働く人々が安心して力を発揮できる、快適で整った環境整備も欠かせません。

丸堀製茶では、仕上げ工程をほぼ自動化し、微粉末吸引用バキュームを設置。道具や資材も整理整頓し、清潔で安全な作業環境を保っています。

清潔で整理された作業場は、製品の品質向上はもちろん、従業員が集中して作業に取り組める環境を生み、モチベーション維持にもつながります。

さらに、残業が少なく休暇が取りやすい労働環境や、チームワークを重視した温かな社風も丸堀製茶の特徴です。社員一人ひとりが安心して長く働ける職場を整えることで、熟練技術の継承と安定した品質の両立を確かなものにしています。

丸堀製茶の4つの強み